妄想ダイブで健全なタルパーライフを!
タルパーの間でよく話題になる《ダイブ》についてですが、
私はできません。
変性意識だの自律訓練だの何だのといわれますが、私は催眠音声すらまともに効かない程度には自己暗示が苦手です。
しかし、ダイブ界だろうと妄想世界だろうと滞在費はタダです。ダイブできなくても、高度な妄想はダイブと区別がつきません。*1
なので妄想しましょう! そのうちダイブしてるかもしれないし(?)
以下は私の妄想論ですが、ぶっちゃけ妄想なんて人の勝手なものですから、方法論なんて無力です。
私は小さい頃から多くの時間を妄想に費やしてきたので、頭の中には様々な世界があります。飽きたら別の世界を作ればいいし、古いゲームを漁るように時々戻ってきてもいいのです。なんせタダだし。
ダイブ界という体で、ひとつ世界をつくっていきます。
私のタルパ、エマは妖精です。深い森の中に妖精の国があります。
エマはもう何百年も前に妖精の国を出て、この世界にやってきました。ダイブ界の中だけでも里帰りできたらいいんじゃないかな、ということで森の中をイメージします。
ところで、緑の生い茂る森をキャンパスに描くことができるでしょうか?
私はできません。
つまり重なり合う木々の形をリアルぅ〜にイメージすることは無理です。できる人もいましょうが。
でも木々を描けといわれたら、おそらく私は緑の絵の具をぐりぐり、べたべたと塗りつけます。そんなイメージでいいのです。
細部にこだわるより、ベタ塗りの森を一歩でも進む方が有益です。タルパさんと会話でもしながら歩いて行くといいでしょう。
ところで、ダイブに必要なのはリアルな五感だと言われています。森を歩くとどんな感覚を受け取るでしょう?
生い茂る木々の緑、葉の擦れる音、踏みしめた地面の音、植物の匂い、時折聞こえる鳥の声……
それらをすべて、はっきりとイメージしていきます。そうすると、
飽きます。
そもそも、そんな細かい情報をいっぺんに構築しながら歩くのは無理です。*2 *3
寝落ちまっしぐらです。
タルパさんと会話してるならその声を、会話が途切れたら人数分の足音に気がついたり、時折草の匂いを嗅いでみたり、怪しいキノコを食べてみたりと、ひとつずつでいいのです。
要は、必要な時だけ必要な情報を受け取ればいいのです。街を歩くとき、街中のすべての情報に気を配っているわけではないでしょう?
妄想は楽しくやりましょう。疲れるのは現実だけで充分です。自分がつくりだした世界で悩むなんて馬鹿らしいですからね。
というわけで、これだけできれば妄想はできます。妄想の世界に入ることができれば、あとは自由行動です。ダイブのように訓練を要する過程はありません。
タルパーに必要なのはひとつ、タルパへの愛だけです。ダイブの技術を磨くより、妄想でタルパとの愛を深めましょう!